Webサイトの運営をしていると、最新の情報に更新をしなければいけない時に遭遇する。そんな時、Webページを更新したはずなのに、『更新されてませんよ』と企業担当者に言われたことがある。
更新したはずのHPが更新されない!
この場合考えられる原因は2つ。
担当者(相手)のPCブラウザにキャッシュが残っている場合
検索エンジンに古いキャッシュが残っている場合
▼【原因1】担当者(相手)のPCブラウザにキャッシュが残っている場合
(1)の『更新されていませんよ』と言っている方が使っているブラウザ(safariなど)にキャッシュが残っている場合、教えることができる間柄なら上部ツールバーから履歴の削除を依頼してみると良い。
相手によっては、相手PCのキャッシュ削除を頼めない場合も多い。もしくは、その担当者はすでに自分自身のブラウザの履歴削除・キャッシュ削除を試みているかもしれない。
ただ、利用しているPCのブラウザキャッシュが理由でHPが更新されていないように見えるだけのことが多いので、確認・依頼が出来れば解決は早いかも。
▼【原因2】検索エンジンに古いキャッシュが残っている場合
相手方にキャッシュ削除の確認・依頼が出来ない時、ホームページの更新が反映されない原因 (2)検索エンジンGoogleに古いキャッシュが残っている。ことへ対処しておく必要がでてくる。
今回の記事では、Webサイトの更新は自分では確認できているのに、相手のブラウザではいつまでも『更新されていない』という状況になっている時。
その上、相手ブラウザのキャッシュデータ削除を依頼できない場合に、自分ができる対処方法についてまとめた。
グーグルのウェブマスターツールで、該当URLのダッシュボードを開ける。
グーグルのウェブマスターツール画面
左サイドバーの『Googleインデックス』を開けると項目『URLの削除』があるので、それをクリック。上記のようなURLの削除画面が表示される。
URLの削除画面で、キャッシュ削除を希望するURLを入力
ここのでURLを入力してしまうと、削除されてしまうのか?と一瞬不安になるが、大丈夫。続行ボタンをクリックした後に、選択肢が表示される。

Googleウェブマスターツール:URLの削除
リクエストタイプ 3パターン
- 検索結果でページを一時的に非表示にし、キャッシュから削除する
- キャッシュからのみページを削除
- 一時的にディレクトリを非表示にする

GoogleのURL削除ツール
(1)検索結果でページを一時的に非表示にし、キャッシュから削除する
1を選択すると、キャッシュから削除するだけでなく指定URLが検索エンジンの検索結果からも一時的・約90日間表示されなくなる。
(2)キャッシュからのみページを削除★今回のケースは(2)を選択★
検索エンジンに残っているキャッシュを削除したい場合は、この(2)を選択。今回のように、ホームページの更新が反映されないなどの理由で、キャッシュの削除を行いたい場合は、この方法で対応できる。
(3)一時的にディレクトリを非表示にする
指定したURL以下のデータを一時的・約90日間表示させなくし、キャッシュデータを削除する。(1)との違いは、指定したURL以下全てのキャッシュデータを一時的に削除できることだ。(1)は指定したページのみについて、検索エンジンから表示させなくしキャッシュデータを削除するときに選択しよう。
リクエストを送信した直後は『保留中』と表示され、リクエストが処理されるまで1日程度かかる。必ず承認されるとは限らないので、リクエスト送信の数日後にステータスを確認してみると良い。
最後に・・・
キャッシュデータが、グーグル検索エンジンから削除されたとしても、担当者のパソコンにキャッシュデータが残ってしまっていれば、ホームページ更新前のデータが表示され、いつまで経っても『ホームページ更新されてませんよ』と言われてしまうかもしれない。
グーグル検索エンジンのキャッシュデータ削除リクエストが承認されても、未だ『相手のPCブラウザで、ホームページ更新が反映されない』という状況が続くなら、ここは致し方ない、相手にキャッシュデータの削除を依頼するしかなさそうだ。