iMacスリープ時の待機電力と電気代はどれくらい?
使用しているiMacのスペックは『iMac (21.5-inch, Late 2013)』。
Macはシャットダウンをこまめに行うよりも、スリープ機能を活用する方が寿命が長くAppleもスリープを勧めている。
実際に今使用しているiMacは1週間に1度シャットダウンをするかしないか程度で、それ以外はスリープ状態なのだが待機電力とその電気代が気になるところだ。
自宅の太陽光発電パネルを使って、消費電力を測ってみた。
iMacスリープはどの程度待機電力がかかるのか
まず自宅の状態だが、全ての電気・電化製品などを消してiMacだけ起動している状態で計測している。
そして、iMacをシャットダウンしている場合の家全体の消費電力は多くても10Wだ。
では、iMacを起動させてしばらくしてからスリープにしてみよう。
どの程度消費電力があがるだろうか?
iMacスリープ時の待機電力
消費電力として表示されたのは0.07kW。
つまり70W。
60Wあがった。
意外と消費している感じを受けた。
8畳程度の部屋に使う明るめのライトは大体100w前後なので、
iMacスリープ時の待機電力はそれよりも少し少ない70wの消費電力。
iMacスリープ状態の待機電力は、部屋のライトがつけっぱなしになっている状態とさほど変わらない
ということになる。
どんな状態でスリープにさせているかで多少消費電力も左右されるようで、スリープにする時は様々なアプリケーションを起動させたままスリープにすることが多いのだが、アプリケーションが起動している数が多く複雑な程、スリープ時の待機電力はあがる傾向にあった。
もっとiMacスリープ時の消費電力は少ないかと思ったが
確かにマウスやキーボードのBluetoothはずっと動いているわけだしな。
じゃぁ
マウスやキーボードの電源を切ればいいかといえばそういうわけではなく
Bluetoothが起動していて電源を切ってしまうと
iMacがマウスやキーボードを探し始めてしまいスリープ解除になるという始末だ。
iMacスリープ状態が解除されないためには、iMac上でBluetoothを切にする必要がある。
(でも、キーボードもマウスもBluetoothを切にしたらスリープ解除の時困るよね??)
iMacのスリープ解除
iMacのスリープを解除してみた。
iMacスリープ時は消費電力70wだったが、スリープを解除すると消費電力は100wに上昇した。
iMacでは何もアプリケーションを開いていない状態の消費電力だ。
iMacアプリケーション起動時
次はアプリケーションを起動してみよう。
iMacでアプリケーションを複数起動して操作していると、消費電力が200wまであがることもあった。
結論、iMacスリープ時の待機電力は約70w。
iMacスリープ時の電気代は?
iMacスリープ時の待機電力は約70wと推測できたのものの、
70wは実際の電気代に換算するとどの程度の費用なのだろうか。
70wの電気代を正確に知るためには、契約している電力会社の検針票などに記載してある1kw/時間あたりの電気代を元にして計算する。大体1kw/時間で20~25円程度なので、70wの電気代をを25円として計算してみよう。
【70wの電力を1時間消費した場合の電気代目安】
(70w/1000w)×25円
=1.75円!
電気代を実際に計算すると70wって予想よりも安い!
iMacのスリープ状態の電気代は1時間あたり約1.75円ということになる。
例えば次にような場合の電気代を計算してみよう。
iMacを仕事で1日8時間使用。
それ以外の16時間はスリープモード。
iMacを1ヶ月シャットダウンせずに、スリープモードを活用するとその待機電力にかかる電気代はいくら?
◇1日16時間のiMacスリープ電気代◇
1.75円(iMacスリープ1時間あたりの電気代)×16時間=28円
◇1日16時間を30日間続けた場合のiMacスリープ電気代◇
28円×30日=840円
iMacを1日約16時間スリープモードにしておきそれを1ヶ月続けた場合待機電力の電気代は、
1ヶ月で約840円だ。
iMacスリープ状態の消費電力を下げる方法
当記事にコメントを頂いたので加筆です。
有難うございます。
ワットチェッカーを使用しての計測くださった結果であり、Bluetoothをオフにした計測結果のため、より知りたい答えに近いと思いますので載せさせて頂きます。
【BluetoothをオフにしてiMacをスリープした場合の消費電力】
まず、Bluetooth の詳細設定にて「Bluetooth デバイスでコンピュータのスリープ解除を可能にする」のチェックボタンを外す。
システム環境設定を開き、Bluetooth アイコンをクリック。
Bluetooth設定画面の右下「詳細設定」をクリックすると、3つのチェックボックスが表示されるので一番下のチェックボックス「「Bluetooth デバイスでコンピュータのスリープ解除を可能にする」のチェックを外す。
これでマウスやキーボードのBluetoothデバイスでコンピューターのスリープ解除がされることがなくなった。
この状態で
Macをスリープにすると、消費電力は『0-3W』程度に落ちる
とのこと。
ワットチェッカーを利用して計測してくださった結果であり、中央値をとって1.5w程度の消費電力だとしてもかなり消費電力を抑えられることになる。
1.5wだとしたら微々たる消費電力だ。
仕事を8時間するとしてそれ以外の16時間をスリープさせるとした場合のiMacスリープ時の消費電力
(1.5w/1000w)×25円=0.0375円・・・1.5wの電力を1時間消費した場合の電気代目安
◇1日16時間のiMacスリープ電気代◇
0.0375円(iMacスリープ1時間あたりの電気代:Bluetooth設定スリープ解除OFF)×16時間=0.6円
◇1日16時間を30日間続けた場合のiMacスリープ電気代◇
0.6円×30日=18円
実際に自分で計測をしていないので、コメント投稿者様のお力を借りて・・・ということになるが、
Bluetoothのスリープに関する設定をOFFにするとiMacスリープ時の待機電力は相当減るようだ。
消費電力が『0-3W』態度だとすれば、電気代は1日16時間スリープしても1ヶ月約18円。
うん、これだと安い!
ワットチェッカーでiMacスリープ消費電力を計測
上記の方とは別の方より
当記事にメッセージを頂いたので加筆です。
有難うございます。
こちらの方もワットチェッカーを使った計測結果で、私の計測情報より確かなものですので、掲載させて頂きます。メッセージをくださった、あつし様の見解も載せております。
使用PC:iMac 24in 2017Retina SSD 16GB
状態:Bluetoothはマウスとキーボード(外付けHDDなし)で計測
アイドル時
画面の明るさを最大 45w
明るさを中間 25w
最も暗く 19w
画面の明るさで倍以上違うことがわかります。
マウスを動かすだけで2w上がります。
アプリを起動するだけで2~3w上がります。
スリープ状態
Bluetooth ON 1~2w
Bluetooth OFF 1~2w
でした。
BTがONでもOFFでも、ほぼ変わらない数値だったのには驚きました。
表示を見ていると2.0wと表示される回数が最も多く0.9w~2.3wの範囲内におさまります。
0.1w単位で測定可能だが、1秒ごとの計測のため測定値が前後することを勘案して、小数点以下は省く。
記事に書いた内容よりも、ワットチェッカーの計測結果だとiMacのスリープ時の消費電力がかなり低値に出ています。お二方共にワットチェッカーを使用され、近い値を出しているので、私が当初調べた値よりも実際の数値に近いのでは?と思います。